「顎の痛み」「顎の音」「口が開かない」というのが、顎関節症の主な症状です。咬み合わせを整えることで、顎関節症は改善できます。
顎関節症とは、顎の関節のトラブルによって起きる症状をまとめた名前で、ひとつの病気を指すものではありません。その症状が起こる原因もさまざまで、いくつもの原因が複雑に絡み合って起こることも多いため、治療が難しくなっています。
顎関節症の主な症状は、「顎の痛み(顎関節痛)」「顎を動かすと音がする(関節雑音)」「口が開かない(開口障害)」の3つです。この3つと一緒に、頭痛、首痛、肩こり、耳鳴り、腰痛などの症状が現れてくることもあります。
顎関節症の原因
顎関節症を引き起こす大きな原因のひとつに、咬み合わせがあります。むし歯治療の詰め物がほんの少し高かったり低かったりするだけで、咬み合わせはズレてしまいます。すると、顎の関節に負担がかかって顎関節症になってしまうのです。
そのほかにも、うつぶせ寝、歯ぎしり、食いしばり、頬づえといった習慣が、咬み合わせのずれを引き起こすことがあります。